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啓蟄としいたけ [すてきな人たち]

今日は二十四節気でいうところの「啓蟄」です。

冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃、という意味です。

柳の若芽が芽吹き、蕗の薹の花が咲き始めます。

まだ少し寒さは残りますが、

葉を落とし、エネルギーを蓄えていた木々たちも

春に向けてこれから一気にその力を吹きだしていきます。



我が家の庭に、昨年こまうちした椎茸のホダ木を運びこみました。

子どもたちが自分たちで打ち込んだ椎茸の菌が

椎茸として木から発生する様子を観察できるように

ホダ木は近くに置いていたほうがいいので、

山からマンションへのお引っ越しとなったのです。



いきさつは昨年ブログの記事でご紹介しましたが、

Nさんちの山の中で一年間静かに寝かせて頂いた間に、

椎茸の菌たちはしっかりとクヌギの木にその菌糸を張り巡らせていました。

その様子がホダ木の切り口からはっきりと伺えることに感動してしまいました。



静かで見えなくても着実に生きていた菌は、栄養をホダ木から吸収するために、

一年もの時間をかけてゆっくりと菌糸を伸ばしていくのです。

木の中で十分に栄養を取れなくなってきた事を感知した椎茸の菌は、

更なる新天地を求め、椎茸という形で木から飛び出すことで

子孫が生き抜いていくための分身として自分の菌を拡散させます。


467px-Lentinula_edodes_USDA.jpg


3年間くらいは一本のホダ木から椎茸が取れるそうですが、

栄養分を吸いつくされて役目を終えたホダ木は、手で触っても崩れる位に

ホロホロになって、また土に還っていきます。



私たちはそういった自然のサイクルの中で、有形無形に変化する

生き物たちの恩恵を頂きながら生きているのですね。


なんて思いながら頂くと、しいたけ一つに対しても愛着が湧いてきます。

800px-Lentinula_edodes_shiitake.jpg

見えないものが見えている人に憧れ、自分はそうなりたいと思うし、子どもたちにも

そうなってほしいと、欲張りながら願っています。



今回も、Nさんご夫妻には本当にお世話になってしまいました。

石釜料理も最高!でした!

IMG_0116 (2).JPG

子どもたちと夫は火のそばから離れませんでした。

Nさん達のように、仲良く満喫して夫婦で暮らして行けたらいいな、と

改めて思います。





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